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おもしろうて、やがて悲しき鵜舟かな。20人の仲間と味わった長良川鵜飼の夜

長良川の鵜飼へ行ってきました。きっかけは、大好きな恵子さんの気まぐれイベント。突然の募集に「何か楽しいことがありそう」と匂いを嗅ぎ分け、早い者勝ちの一席へ滑り込みました。

こういうときの私は、案外すばやいのです。考えすぎているうちに機会を逃すより、心が動いた瞬間に手を挙げる。今回ばかりは、運が良かったとしか言いようがありません。

早い者勝ちで集まった20人

集まったのは、チームエレッティーの仲間たち。鵜飼船の定員はちょうど20人で、募集に反応した20人が一気にそろいました。体重制限ではなく頭数で20人。誰ひとり漏れることなく乗れたのですから、これも本当にラッキーです。

当日は鮮やかな緑をまとったゆうか姫をはじめ、思い思いのおしゃれで集合。久しぶりに会う人も、初めましての人も、顔を合わせればすぐに笑い声が広がります。大人になってから、こんなふうに遠慮なくはしゃげる仲間がいるのは幸せなことです。

長良川鵜飼へ向かう日に笑顔で過ごす三村由香

 

初対面でも笑い合えるつながり

同じ人から学び、同じ時間を大切にしてきた仲間には、不思議な近さがあります。昨日も一緒に笑っていたような感覚で、初対面でも会話が途切れません。年齢も仕事も住む場所も違うのに、好きなことを真ん中に置くと距離はあっという間に縮まります。

後から参加を希望した方たちは、残念ながら船の定員に間に合わず、今回は泣く泣く見送りになりました。またの機会に必ず。行きたいと思った場所へ行けること、会いたい人に会えることは、決して当たり前ではないのだと改めて感じます。

20人の仲間が集まった長良川鵜飼の船内

 

エレガントな大人ほど遊び心を忘れない

鵜飼ミュージアムでも私たちの笑い声は止まりません。「こんなににぎやかな団体、見たことがないのでは」と思うほどでした。普段は恵子さんの教えどおり、エレガントをまとっている私たち。それでも、面白そうなものを見つければ、ためらわず首を突っ込みます。

エレガントとは、静かにおとなしくしていることではありません。場をわきまえながら、自分も周りも楽しませる余裕を持つこと。少しお茶目で、好奇心に素直で、心から笑えること。ビールがなくても十分に盛り上がれるのが、私たちの大人のたしなみです。

篝火が照らす鵜舟に息をのむ

日が落ちると、川面に篝火が映り、辺りの空気が一変しました。炎を掲げた鵜舟が闇の中を進み、鵜匠の動きと水音が近づいてきます。写真で見るのとはまるで違う迫力。火の粉が舞い、水面が赤く揺れるたびに、みんなの視線が釘づけになりました。

何百年も受け継がれてきた技と景色を、同じ船の仲間と間近で味わう。華やかなだけではない、緊張感と静けさを含んだ美しさがありました。その土地に足を運び、自分の目で見るからこそ、体の中に残るものがあります。

篝火を掲げた鵜舟が長良川を進む夜の光景

 

楽しい時間の後に残る静けさ

やがて鵜舟が遠ざかり、華やかな篝火が小さくなると、川には静けさが戻ってきました。楽しい時間はいずれ終わります。だからこそ、その余韻まで愛おしい。にぎやかな笑い声のあとに訪れる静寂も含めて、長良川の夜は美しかったです。

「おもしろうて、やがて悲しき鵜舟かな」。終わってしまう寂しさは、心から楽しんだ証拠なのでしょう。消えていく炎を眺めながら、今日ここに来られたこと、仲間と同じ景色を見られたことに、じんわり感謝が湧きました。

心が動いたら、すぐに一歩を出す

年齢を重ねるほど、予定や体力を考えて、つい「また今度」と言いたくなります。でも、心が動く機会は、いつも都合よく待っていてはくれません。面白そうと思ったら、できる範囲で一歩を出す。その小さな決断が、忘れられない一日を連れてきてくれます。

きれいに装うことも大切。けれど、その服を着てどこへ行き、誰と笑い、何を感じるかはもっと大切です。これからも好奇心の匂いを嗅ぎ分けて、楽しい場所へ軽やかに出かけたい。恵子さん、そしてご一緒した皆さま、本当にありがとうございました。

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