流行は追うものじゃない、使いこなすもの
「ロングが来た!」と思ったら、次の季節には「短丈が旬」。
雑誌を開くたび、インスタを眺めるたびに、トレンドがくるくると変わっていく。そのたびに「えーーー💦 何着ればいいの??」と頭を抱えてしまう——。
でもちょっと待って。その言葉、去年も言っていませんでしたか?一昨年も。その前の年も。
実はこれ、毎年同じことを繰り返している人に共通するパターンなんです。

流行は「事件」じゃなくて「周期」
ファッションのトレンドは、突然どこかから降ってわくものではありません。歴史を振り返れば、ミニ丈の次はマキシ丈、ゆったりシルエットの次はタイト——だいたいこの繰り返しです。
つまり流行とは、川の満ち引きのようなもの。今日は満潮でも、しばらくすれば引き潮になる。そしてまた満潮がやってくる。毎回「大変だ!」と慌てていたら、それはただの波酔いです。
おしゃれな人が流行に動じないのは、センスがいいからではありません。この「周期」を知っているから、慌てないのです。

おしゃれな人は、慌てない・騒がない・全部捨てない
流行が変わるたびにクローゼットを総入れ替えしている人を見かけます。でも、本当におしゃれな人はそんなことをしません。
彼女たちがやっていることはシンプルです。日々ちょっとずつ、アップデートしているだけ。
今季のトレンドカラーをスカーフ1枚で取り入れる。流行のシルエットを1着だけ試してみる。手持ちの定番アイテムに、新しい小物を組み合わせてみる。
大きく変えるのではなく、少しずつ更新していく。これが、本物のおしゃれの続け方です。
「昔これ似合った」に止まった瞬間、昭和が出る
シニア世代に特に多いのが、過去の「似合った記憶」から抜け出せなくなること。
「昔これが似合った」「あの頃これが流行った」「若いときずっとこれを着ていた」——その感覚に止まった瞬間、コーディネートから一気に時代が透けて見えてしまいます。
これは意地悪で言っているのではありません。人の体も、顔の印象も、時代の空気も、少しずつ変化しているのが現実だからです。10年前に似合っていたものが、今も同じように似合うとは限らない。それは老いではなく、ただの変化です。
木が毎年少しずつ枝を伸ばすように、おしゃれも毎年少しずつ育てていくもの。10年前の枝のままで止まっていては、木は美しく育ちません。

ロングも着る、短丈も着る。流行は「使いこなす」もの
では、トレンドとどう付き合えばいいのか。
答えはシンプルです。全部使いこなせばいい。
ロングが流行っているなら、手持ちのトップスと合わせてみる。短丈が来たなら、ハイウエストのパンツと組み合わせてみる。新しいアイテムを1つ取り入れながら、クローゼットの古いお気に入りも活かしていく。
「これが正解、あれは時代遅れ」という二択で考えるのをやめること。ロングも短丈も、どちらも自分のワードローブの一部として使いこなせる女性が、本当におしゃれに見えます。
流行を「追う」のではなく、「使う」。これが大人のファッションの楽しみ方です。
大人の余裕は、知識と経験から生まれる
慌てない、騒がない、振り回されない。
それは諦めではありません。長年ファッションと付き合ってきたからこそ身につく、大人の余裕です。
トレンドを知りながらも流されず、自分の軸を持ちながらも柔軟に更新していく。「流行は事件じゃない、周期だ」と知っているだけで、ファッションとの付き合い方がこんなにも変わります。
今日クローゼットを開けたとき、ぜひこう考えてみてください。「これを捨てなきゃ」ではなく、「これをどう使おうか」と。
流行は使いこなすもの。あなたのクローゼットには、まだまだ可能性が眠っています🌷
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