品格は一日にして成らず。大人の所作と言葉遣いは、これからの私を支える一生の財産
「今さらマナーを習うなんて」
そんなふうに思っていませんか。
私は、歳を重ねた今だからこそ、もう一度きちんと身につけたいと思っています。若い頃には気づかなかったことが、大人になってから気になるようになりました。
美しい姿勢。丁寧な言葉遣い。人と心地よく過ごせる振る舞い。服を選ぶのと同じように、こういうところも大切にしたいんですよね。
品格は一日にして成らず。美しい所作は、一生の財産。
これからの自分のために、少しずつ磨いていけばいいんです。
「今さら」ではなく「今だからこそ」
大人になると、知らないことを素直に聞くのが、ちょっと恥ずかしくなることもあります。「この歳で知らなかったなんて」と、自分で自分にブレーキをかけてしまう。
でも、知らなかったことは、今から知ればいい。今まで何となくやってきたことも、一度立ち止まって見直せばいいと思うのです。
若い頃と同じ自分に戻るためではありません。これからの私が、もっと美しく、もっと軽やかに歳を重ねるため。そう思うと、学び直す時間まで楽しみになります。

マナーは、人を気遣う心
マナーと聞くと、難しい決まりを覚えて、間違えないように緊張するものだと思われがち。でも、堅苦しくするためのものではないんですよね。
自分も相手も、心地よく過ごすためのもの。
その真ん中にあるのは、人を気遣う心だと思います。
おもてなしも、テーブルマナーも、相手が安心してその時間を楽しめるようにすること。「ちゃんとできる私」を見せることばかり考えると、肝心の相手が見えなくなってしまいます。
形を知ることは大切。でも、その形が何のためにあるのかも忘れずにいたい。そう考えると、マナーがぐっと身近になります。

姿勢も言葉遣いも、私の一部
素敵な服を着ると気持ちが上がりますよね。そこに、すっと整った姿勢や丁寧な立ち居振る舞いが加わったら、もっと素敵だと思いませんか。
立つ、座る、物に手を添える。いつもの小さな動きにも、その人らしさは表れます。特別な日だけ頑張るのではなく、普段の自分を少しずつ整えたいものです。
言葉遣いや敬語も同じ。難しい言葉を並べるより、目の前の人に丁寧に気持ちを届けたい。姿勢も、声も、言葉も、全部ひっくるめて私なのですから。
覚えたら、笑顔で実践する
そして何より大切なのは、知識だけで終わらせないこと。なるほど、と納得しても、毎日の暮らしで使わなければ、なかなか自分のものにはなりません。
いきなり全部を完璧にしなくても大丈夫。今日は挨拶を丁寧にしてみる。相手の話を落ち着いて聞いてみる。そんな小さな実践から始めればいいんです。
間違えないことに一生懸命で、顔がこわばってしまってはもったいない。笑顔で実践すること。心地よいコミュニケーションのためにも、ここは大事にしたいですね。

誰かの評価より、これからの私のために
誰かに褒めてもらうためだけに、頑張らなくていい。私が私を大切にするために、もう一度磨き直す。大人の学びには、そんな楽しみ方があっていいと思います。
美しい所作は、身についたら、どこへ行くにも一緒。毎日少しずつ積み重ねたものが、これからの自分を支えてくれる。一生の財産にしたいですね。
アラカンの後半戦のキーワードは「美しくありたい」。診断にとらわれず、自由におしゃれを楽しみながら、内側も外側も整えていく。その想いを、私はファッションで応援しています。
今さら、ではなく、今だからこそ。
これからの自分のために、まだまだできることはありますよ。