一円をバカにしない。シニアのファストファッションは着こなしで垢抜ける
ファストファッションを、あなどることなかれです。GUのアプリ会員特別価格で1,490円だった白のトップス。正直、こんなにおいしいおしゃれはなかなかありません。値段だけを見ると軽く扱いたくなるかもしれませんが、着こなし次第で大人の味方になります。
シニアになると「安い服は似合わない」「やっぱり高い服でないと品よく見えない」という声をよく聞きます。でも本当は、値段だけでおしゃれは決まりません。高い服を着ても着こなしが古ければ老けて見えるし、プチプラでもバランスを知っていれば見違えるほど素敵になります。
ファストファッションは知識があれば味方になる
GUもユニクロもZARAも、上手に使えば最高の味方です。大切なのは、安いから適当に選ぶのではなく、形、サイズ、素材感、合わせる小物をきちんと見ること。プチプラほど、そのまま着るだけでは差が出ません。少し手をかけることで、大人の服になります。
白のトップスは、清潔感を出しやすい反面、合わせ方を間違えると急に部屋着っぽく見えます。だからこそ、ボトムに落ち着いた色を合わせたり、バッグやアクセサリーで引き締めたりする。ほんの少しの調整で、1,490円の服でも十分に今の空気をまとえます。

おしゃれは値札ではなく、着こなしの勝負
大人のおしゃれは値札の勝負ではなく、知識の勝負です。高い服を買えば自動的に垢抜けるわけではありません。何をどう合わせるか、どこを締めてどこを抜くか、今の自分の体型や雰囲気にどうなじませるか。そこを知っている人は、服の価格に振り回されません。
逆に、着こなしを知らないまま服だけ増やすと、クローゼットはいっぱいなのに着るものがない状態になります。だから私は、服を増やす前に着こなしを学ぶことをおすすめしています。安い服を上手に使える人は、高い服ももっと上手に着られるようになります。

小物使いでプチプラは大人顔になる
プチプラを大人っぽく見せるには、小物がとても大切です。バッグ、靴、アクセサリー、スカーフ。服そのものがシンプルな時ほど、小物の力で全体の印象が変わります。白トップスに茶系のボトムを合わせ、黒や濃い色の小物で締めると、安っぽさよりも清潔感とまとまりが前に出ます。
シニアのファストファッションは、上手いもマズいも着こなし次第です。若い人と同じように着る必要はありません。大人の体に合うサイズ感で、顔まわりを明るくして、小物で品よく整える。それだけで、プチプラは十分に戦力になります。

一円をバカにする者は一円で泣く
昔の人はよく言ったものです。一円をバカにする者は一円で泣く。服も同じで、安いからといって雑に見てしまうと、せっかくの可能性を逃します。1,490円でも、今の自分に合うなら立派なおしゃれです。
理屈抜きで垢抜けたい。診断にとらわれず、自由におしゃれを楽しみたい。そんな大人の女性にこそ、ファストファッションを味方にしてほしいと思っています。アラカン後半戦のキーワードは、美しくありたいという気持ち。その想いは、値段ではなく着こなしでちゃんと形にできます。