柄物が野暮ったく見える理由。シニアは大人の迫力で柄を着る
柄物を着ると、なんだかダサく見える。
シニア世代では、これを感じている方が意外と多いです。柄物が似合わないのではなく、選び方と着こなし方が少し違っているだけなのに、「私は柄が苦手」と決めつけてしまう。
でも、本当にもったいない。柄物は、大人だからこそ似合う迫力があります。可愛くまとめようとするより、潔く、大人の余裕で着たほうがずっと素敵に見えます。

細かい柄を可愛くまとめると野暮ったくなる
柄物が野暮ったく見える時、原因になりやすいのが細かい柄です。小さな花柄、小さなチェック、淡い色だけでまとまった柄。もちろん似合う方もいますが、大人世代が何となく選ぶと、ぼんやりした印象になりやすい。
さらに、そこへ可愛いバッグや丸い靴、甘いアクセサリーを合わせると、全体が少女っぽく見えてしまいます。若作りをしているわけではないのに、なぜか古く見える。これが柄物の落とし穴です。
大人の柄物は、可愛く着るより、かっこよく着る。ここを意識するだけで、印象はかなり変わります。

白で抜いて、黒で締める
柄を着る時は、まず余白を作ること。白を入れると、柄の強さがほどよく抜けます。顔まわりやボトムに白が入るだけで、コーデ全体が明るく、軽く見えます。
そして、締めるところには黒や濃い色を使う。バッグ、靴、アクセサリー、メガネなど、小物で少し強さを足すと、柄がぼやけずにまとまります。
今回のような大きめの柄は、それ自体に存在感があります。だから、他のアイテムを同じように主張させない。白で抜き、濃い色で締め、シルエットはすっきり見せる。この3つで、大人の柄物は一気に垢抜けます。
柄が強い時ほど、余白の作り方が大切です。柄の面積が大きいなら、ボトムはすっきり見えるものを選ぶ。バッグは形のきれいなものを持つ。足元は重くしすぎない。
柄そのものを小さくするのではなく、柄を受け止める土台を整えるという考え方です。白のパンツや濃い色のバッグがあるだけで、柄の迫力がきちんと大人の雰囲気に変わります。
柄物は派手だから避けるのではなく、派手さをどう扱うか。そこに大人のセンスが出ます。

少女っぽさから卒業して、大人の柄を楽しむ
柄が苦手だと思っている方ほど、一度「柄をどう着るか」を見直してみてください。似合わないと決めつける前に、柄の大きさ、色の強さ、合わせる小物、全身のシルエットを変えてみる。
大人の女性には、大人の柄があります。小さく可愛くまとまるより、少し迫力を持って着たほうが、今の自分にしっくりくることも多いです。
服を増やさず、コーデを増やす。手持ちの柄物も、選び方と合わせ方を変えれば、まだまだ使えます。苦手と思っていたものが、急に味方になる瞬間があります。
まずは一枚、主役になる柄を選んで、他を静かに整えてみてください。全部を頑張らなくても、柄がきちんと引き立てば、それだけでコーデは成立します。
柄物は怖くありません。大人の迫力で、堂々と楽しめばいいのです。
低身長だから、顔が大きいから、もう年齢的に無理だから。そんな理由で柄を遠ざける必要はありません。むしろ、今の自分に似合う柄の強さを知れば、いつもの服より元気に見えることもあります。
大人のおしゃれは、苦手を減らすことでもあります。柄物を敵にせず、味方にしていきましょう。
苦手な柄ほど、白と黒の力を借りて、まずはシンプルに整える。そこから始めれば失敗はぐっと減ります。