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篭田公園で手にした色とりどりの小さなキャンドル

静かでも、ちゃんと楽しい。岡崎・篭田公園の子どもマルシェ

岡崎の篭田公園で開かれた、子どもたちのマルシェへ行ってきました。

元気な声が響くにぎやかな場所でも、楽しみ方はみんな同じではありません。大きな声で笑う子もいれば、少し離れたところから様子を見て、ゆっくり一歩を踏み出す子もいます。

子どもたち自身がお店に立ち、別の子どもがお客さんになる。大人が用意した体験とは少し違って、声をかけることも、お金を渡すことも、遊びの一部になっていました。

青空の下で開かれた岡崎・篭田公園の子どもマルシェ

 

「お願いします」と100円を渡すまで

とてもシャイな孫は、スクイーズすくいをやってみたいのに、出店している小学校4年生くらいのお姉さんへ、なかなか「お願いします」と言えません。手に持った100円も、すぐには渡せずにいました。

篭田公園の木陰でマルシェを見守る三村由香

 

後ろから急かさず、私は黙って見守ることに。すると、店番のお姉さんも負けないくらいシャイで、同じようにもじもじしています。ようやく無言で100円が渡り、無言のままゲームが始まりました。

言葉が少なくても、ふたりの間ではちゃんとやり取りができていて、遊びも成立しています。その静かな時間が、なんとも可愛らしく見えました。

こちらが代わりに声をかければ、もっと早く進んだかもしれません。でも、自分のタイミングで100円を渡せたことに意味がある。待っている時間も含めて、その子の体験なのだと思います。

にぎやかさだけが、楽しさの形ではない

ゲラゲラ、ケタケタと元気いっぱいに楽しむ子どもたちもいます。見ている大人には、そのほうが「楽しんでいる」とわかりやすく、つい安心します。

でも、静かな子どもたちも、表情や小さな動きの中でちゃんと楽しんでいる。外から伝わりにくいだけで、その子なりの速度と方法があるのだと思います。

目立つ反応がないからといって、つまらないとは限りません。無言でゲームを続けるふたりを見ながら、楽しさは声の大きさでは測れないのだと改めて感じました。

会場では重徳和彦さんも、子どもたちと話したり握手をしたりしていました。小さな出店者とお客さんがゆったり行き交う、和やかなマルシェです。

自分で作る時間は、やっぱり楽しい

オリジナル缶バッジ作りは1回200円。好きな色を使って絵を描き、それが丸い缶バッジになっていきます。

オリジナル缶バッジ作りを案内する子どもマルシェの看板

 

テーブルでオリジナル缶バッジの絵を描く子ども

 

真剣に手を動かしながら、少しずつ自分だけのものができていく。その様子を見ていると、完成品を買うのとはまた違う楽しさがあります。

缶バッジ作りの道具が並ぶテーブルで作業する様子

 

私はというと、缶バッジを作る機械が気になって、Amazonで値段を確認。1万5000円程度と知り、これは欲しい、と大人のほうまで夢中になってしまいました。

子どものために来たはずなのに、道具の仕組みや次に作れそうなものへ興味が広がっていく。こういう小さな発見があるのも、手作りのマルシェらしいところです。

スライムも作り、かわいい作品にも出会いました。

子どもマルシェで作った二つの小さな作品

 

屋外のテーブルに置かれた手作り作品と黄色いアヒル

 

透明感のある小さなキャンドルは、お菓子のような色合い。思わず食べてしまいそうなくらい、可愛らしい仕上がりでした。

手のひらにのせた色とりどりの小さなキャンドル

 

静かな一歩も、その子らしい思い出になる

篭田公園の平和の象徴のように、まるまるとした鳩も見守っていました。

岡崎・篭田公園にある鳩の像

 

大きな声が出なくても、すぐに人と話せなくても、やってみたい気持ちはちゃんとある。100円を渡した小さな一歩も、黙々と作った缶バッジも、その子らしい楽しい思い出になったはずです。

にぎやかな子も、静かな子も、それぞれのままで楽しめる場所。子どもたちがつくる小さなマルシェには、大人が急いで答えを出さずに見守りたくなる時間が流れていました。

家族と街を歩いた日の出来事は、昭和の面影を残す瀬戸の街歩きでもご紹介しています。

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