70歳の誕生日会は本人主催。セルフプロデュースで祝う家族時間
旦那の70歳の誕生日会に、家族で招待されました。
招待してくれた主催者は、まさかの本人です。びっくりしました。家族でホテルに泊まって、おいしいご飯を食べるらしい。しかも、いつも子供が「どこか行きたい」と言うと泊まりに行く、近くのホテルです。
大きなお風呂があって、ゲームがあって、カラオケと卓球とゲームコーナーがあれば、それだけで子供は大満足。遠くへ行かなくても、家族が楽しめる場所があるのはありがたいことです。
70歳の誕生日会を自分で企画する強さ
今回いちばん驚いたのは、70歳の誕生日会を本人がちゃんと企画していたことです。家族を誘い、ホテルを決め、ご飯の内容まで決めている。なかなかできることではありません。
いつもは5000円のご飯を頼むらしいのですが、今日は自分の誕生日だからと8000円にしたらしいです。大した差は感じられなかったけれど、おいしいには違いありません。量もむやみに多すぎず、ちょうどいい。今日はいつもより高いやつを頼んだからか、ご飯はお寿司になっていました。

自分の節目を、自分で整える。これを笑いながらやってしまうところが、旦那らしいなと思いました。祝ってもらうのを待つのではなく、祝う場を自分で作る。ある意味、とても前向きです。
家族で食べるご飯は、それだけで十分ごちそう
ホテルの食事は、派手すぎるわけではないけれど、家族でゆっくり食べるにはちょうどいい内容でした。温かいものが出てきて、お寿司があって、天ぷらもあって、いつもより少し特別な時間になる。
年齢を重ねると、ものすごく豪華なものより、無理なく食べられて、会話ができて、終わったあとに疲れすぎないご飯のほうがうれしくなります。お腹いっぱいすぎて動けないより、「ちょうどよかったね」と言えるくらいがいい。

家族で同じテーブルを囲むことは、当たり前のようで当たり前ではありません。子供が大きくなれば予定も変わるし、親も年齢を重ねます。だからこそ、こういう近場のホテル時間も、ちゃんとした思い出になります。

恥ずかしいけど忘れられないケーキ演出
そして一番ど恥ずかしかったのは、夕飯時のケーキのプレゼントです。みんなが食べている中、スタッフの方がにぎやかにケーキを運んでくる、あれです。
しかも、ケーキプレートには「70歳ありがとう」のメッセージ。これも自分で頼んだと思われます。意味がわからん、と思いながら笑いました。私たちからのメッセージを勝手に想像して書いてもらったのか。おじいさん、いつもありがとう、と家族が感謝している設定なのか。よくわからないけれど、その図々しさというか、明るさがすごい。

でも、こういうことは誰かがやらないと形になりません。待っていても、還暦のお祝いも、古希のお祝いも、自然に盛大になるとは限らない。本人が「やりたい」と言って、自分で段取りするからこそ、家族もその場に乗ることができます。
セルフプロデュースの天才かもしれない
今回わかったことがあります。自分の誕生日の企画は、自分でしなければ誰も祝ってくれないということ。誕生日のメッセージは、家族からこう思われたいという架空の夢の文言を、ケーキプレートに書いてもらえばいいということ。そして、家族から祝ってもらうとはこういうことなんだなと、体験してみるのも案外いいということです。
おじいさんは、セルフプロデュースの天才かもしれません。今回の70歳の誕生日も、ちゃんと自分でやり遂げました。今まで還暦のお祝いなどはなかったけれど、ようやく少しゆとりができたのかもしれません。

自分のために自分で企画して、自分で実行する。家族を巻き込んで、最後はみんなで笑う。あっぱれじいさんです。
70歳という節目を、重くしすぎず、照れながら笑いながら過ごせたことがよかったです。大げさな言葉より、同じ場所に集まって、ご飯を食べて、ケーキで笑って、乾杯する。それだけで、家族の時間としては十分でした。