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形原紫陽花祭りは我が家の恒例行事。孫と歩く梅雨のお出かけ時間

梅雨になると、我が家にはなんとなく恒例になっているお出かけがあります。形原の紫陽花祭りです。特別に大きな予定があるわけではないけれど、季節の花を見に行く。そういう小さな行事が、家族の記憶には案外残るものです。

かなり朝早くから出かけたのに、会場にはご夫婦連れも、お孫さん連れも、ワンちゃん連れもたくさん。ベビーカーに赤ちゃんかと思ったら、かわいい犬が乗っていたりして、梅雨の紫陽花はやっぱりみんなを外へ連れ出す力があるのだと思いました。

人が集まる場所には、その季節らしい空気があります。花の色、日差し、日傘、子どもの声、犬をなだめる飼い主さんの姿。紫陽花を見に来たはずなのに、気づけば周りの人たちの様子まで含めて楽しく見ていました。

紫陽花の下で涼むワンちゃんと、退屈な孫たち

見ていて可笑しかったのは、リードにつながれたワンちゃんたちです。暑いし歩きたくないのか、紫陽花の植え込みの下の土の上に腹ばいになって、まったく動こうとしない。人間が行きたい場所と、犬が行きたい場所は違うのです。

形原紫陽花祭りの紫陽花と梅雨の景色

 

それは、うちの孫たちも同じです。もう一年生と二年生なので、ジジババの行きたいところへ素直について来る年齢ではなくなってきました。菖蒲を見たり、紫陽花を見たり。大人には楽しい季節の行事も、彼女たちにはなかなか退屈です。

紫陽花の下で動かないワンちゃんと、花よりも別の楽しみを探している孫たち。どちらも正直で、見ているこちらは笑ってしまいます。

ジュースとアイスとみたらし団子で前へ進む

子どもと一緒のお出かけは、きれいな景色だけでは進みません。途中でジュース、アイス、みたらし団子。あれこれ挟みながら、なんとか道を進みます。大人は紫陽花を見たい。子どもは楽しいものを見つけたい。その間を取るのが、家族のお出かけです。

形原紫陽花祭りで鐘をつく家族の後ろ姿

 

鐘があれば、とりあえずついてみる。写真を撮る。日陰を探す。そんな一つひとつが、後から思い出すと梅雨の一日らしい景色になります。予定通りに進まなくても、それはそれで楽しい。家族で出かける時間は、整いすぎていない方が記憶に残るのかもしれません。

拒否されるまでは、連れて回る

孫たちには少し悪いけれど、紫陽花は我が家のお決まりです。ついて来てくれる間は、連れて回るつもりです。そのうち本気で拒否されたら、それはそれで成長の証。寂しいけれど、そうやって少しずつ大きくなっていくのでしょう。

それでも今は、まだまだついて来そうな雰囲気があります。帰り道にはスーパーでお買い物があるし、デニーズやガストでガチャガチャもできる。百均でシールを買ってもらえる。大人の行きたい場所に付き合う理由も、子どもなりにちゃんとあるのです。

形原紫陽花祭りで紫陽花を眺める家族

 

紫陽花カラーを着て歩く、2026年の梅雨

この日は、みんな申し合わせたように紫陽花カラーを着ていました。青や水色、紫、白。花の中を歩く時、服の色まで季節に寄っていると、写真も気分も明るくなります。大人のおしゃれは、こういう季節の空気を少しまとえると楽しいです。

服の色が景色に合っていると、ただ歩いているだけでも写真がまとまります。派手に決めたわけではなくても、季節の色を少し意識するだけで、お出かけの空気がぐっと明るくなる。こういう小さな楽しみ方も、大人の日常には大切です。

特別なことをしなくても、季節の花を見に行く。子どもたちをなだめながら歩く。途中で甘いものを食べる。鐘をつく。そんな何気ない時間が、あとから振り返ると家族の日常の宝物になります。

2026年の梅雨も、紫陽花と一緒にちゃんと記憶に残りました。花を見に行ったはずなのに、思い出すのは動かないワンちゃんや、退屈そうな孫たちや、帰り道の小さなごほうび。そういう全部を含めて、我が家の恒例行事なのです。

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